夏目友人帳

LaLa  （2011年2月号）
「夏目友人帳」　妖しきものの名の章　（緑川ゆき）


おばば妖怪。
こわかった。
だって「祟る」からはじまって「来なかったら　行くよ」って背後から言われるんだよ！
怖いって！
しかもそのあと、夜中に窓ばんばん叩いて「来ちゃった」って薄ら笑いながら！！
ありえんくらい怖かったー！（＞＜；）
ニャンコ先生も「ふ――っ」とか威嚇してるくらいだったし。
夏目でこんなにホラーな思いしたのはじめてなんじゃないだろか。
しかも「うふふふふ～待ちきれなくて」なんてかわいいこと言ってもやってること脅迫だから！

でもつきあってくと、ちょっとかわいい妖怪なのかな。。
とか少し思ったりもしたんですけどね。
花をほめられてよろこんでる姿とかはけっこう好きです。
普通のおばあちゃんだしヒトに見える。
実は何にも変わらないんじゃないだろうかって思うくらいに。
レイコも夏目もヒトと妖怪の見え方が一緒なんですよね。見えるし触れる。
だから間違えたんですが。。

「・・・そうよね　変だと思った　私に構うなんて・・・」

いままで出てきた妖怪たちの記憶に残るレイコも豪放磊落にみえて
やさしくて淋しがりでいつもひとりだったから。
レイコがおばばが妖だと知ったときの落胆が見えて、とっても切ない。
喜びがあったぶん、期待したぶん、悲しみがみえる言葉が寂しい。
ヒトと妖と神様と。違いなんてそんなにないんだって割り切れたらよかったのかもしれないですね。

それでも、期待を裏切られてもおばばを助けていたのはレイコの本質が見えるようで、
なんだかやさしい。
それはうれしい記憶としておばばにに残ってたから。
だから。なんだかあったかい気持ちになるんです。


 


今回、夏目は肩を喰われるくらいに危ない目にあってるんですよね。
このときニャンコ先生もそばにいたのに～（＾＾；）
会ったばかりのおばばに「・・・役に立たないねぇ」とか言われるくらいに
役に立ってない。。そしてお饅頭呼ばわり（笑）
まぁ、実際は妖怪撃退してるし、強いところ見せまくってるんですが
なんでこんなに役立たずのレッテルが？！（笑）

でも夏目も用心棒とはいってても、
なんだかんだですべてニャンコ先生まかせにはしてないんですよね。
それはニャンコ先生はあてにならないと思っているからなのか（笑）
ニャンコ先生も完璧じゃないって思っているからなのか
自立しなきゃって思ってるからなのか。。
自分でなんでもやろうとする夏目の悪い癖もあるかもしれませんが。。

塔子さんと滋さんにはやっぱりまだ何も話せないまま
このままいきたいという強い思いがありそうですしね。
いつまで隠しておけるかなぁ。。

今回は影茶碗のおかげで事なきを得ましたが
いままでもあっただろうし、これからもこれ以上に危険な目にあう確率はホント高そうです。
そんな目にあったら話さないわけにはいかないだろうから。
でも夏目が自分の身を守るのは、藤原夫妻が悲しむから・・・とかそういう理由がいちばんで
自分のことは二の次になってそうなところが、夏目まだまだだよね、って思っちゃう所以。
夏目はやっぱりもうちょっと欲張りになれればいいなぁ。




影茶碗はなんか愛嬌ありましたね。
夏目追い出そうとしてたし、付き合いなんてあってなきが如しでしたが
夏目にとっては恩人だし
ああやって割れているところを見ると、やっぱりちょっと寂しさがこみ上げてきます。



 


お風呂入ったあとにホカホカしながら
棒アイス食べてるニャンコ先生はとっても優雅だったな～（笑）
しかもアイス“あたり”ひいてるし！引きが強いよ、ニャンコ先生ってば！





ところで、今回カラー袋とじであった企画
「LaLaオールスターお年玉4コマ漫画」
けっこうな感じでそれぞれおもしろかったです！

夏目のは「夏目の正月」って題だった。
けっこうおだやかなお正月を迎えたみたいでよかったね～
（まぁ、中級妖怪たち来襲のあとは妖怪たちのどんちゃん騒ぎがはじまりそうですが・・・（＾＾；）
寝ているニャンコ先生の腹に鏡餅のごとく
そっとみかんをのっけている夏目がとってもかわいかったですｖ
ニャンコ先生は絶対餅の食べ過ぎしてるよね（確信！）
腹とかうにょーんって伸びそうだ（笑）

そして夏目はいろんな友だちから年賀状をもらうの実は初めてだったんじゃないかと推察中。
みんならしすぎる年賀状でよかったです。特に柴田から来ているあたり、ちょっとジンときたよ！
あとは・・・怪しい紙人形の年賀状（？）
アレ絶対名取でしょう！
夏目に「変なの」呼ばわりされてるし（笑）
きっとポストには入れずに、術で夏目のもとへ飛ばしたんだぜ！
横着モノです（爆）
で、このあといきなり来て「やあ夏目、初詣に行かないかい？」なんて
キラキラさせて言ってればいいと思うよ（＾＾）