しのびごと

LaLa Special（2010年LaLa6月号増刊）
「しのびごと」　　（草川為）


出るって噂の池に呼ばれる女の子のお話（でいいのか？）


ちょっぴしイっちゃってる方でしたが
幽霊葛、好きでした。

長いこと焦がれすぎて澱んでしまった想いの中に
大切にしていた想いがちゃんとあって
壊しきれないその何かが好き。

深い水の底で冷たく凝った
過去の後悔と未練と執着と。
それは叶えられなかった「チヤ」とのしあわせ。
ただ一緒に・・・という想いだけのはずだったのに
受け入れられない想いが重く沈んで
暗い眼差しに変わる。
強烈な印象と
でもそこが哀しいと思うのは感傷かもしれないけれど。
冷たさと優しさが同居して。
根元は同じチヤへの想い。

「私じゃ受けとれない」　　「――――二度と離さない」

それは狂気に満ちてるはずなのに
変容せずに残ったキモチ。
譲れないモノ。。
叶えたかった「チヤ」のしあわせ。
それが痛いくらいに伝わるから。

チヤの笑顔、チヤのしあわせ。
葛の手で叶えられた確かなモノ。
それがが葛を溶かしたことだけは確かで。

だから。
千弥にも想いの違いはあれど気持ちは届いてたと思うと
切なく寂しい。
「どうしようもなく胸が痛くて」しょうがないのは
千弥のこころにも葛の想いが降り積もったから。
泡のように沫のように消えてしまうかもしれないけれど
それでも確かに千弥の心に痕は残していきましたよね。
それが本位だったのか不意だったのか。
もう聞くことが出来ないのがとても哀しい気がする。



 



もしかしたら来世でまためぐり合うのか？

でもそれでもチヤはキタを選びそうで、葛は不憫な気がするんだけど・・・。

八潮と三雲

LaLa DX  （2010年5月号）
「八潮と三雲」　第4話　（草川為）


三雲が八潮におうちへお誘いをかけました。
もちろんエサ（ターゲット）があることもあって、
仕方なく（かどうかはともかく）八潮さんは三雲宅へ・・・。
なんていうあらすじ説明でいいのかどうか。
八潮のドキドキお宅訪問です。
もちろんドキドキしてるのはあくまで三雲（笑）
八潮のほうはあくまでつれなく。いつもどおり・・・。
別の意味でドキドキというか、胸騒ぎというか、
変な白昼夢見るくらいには三雲を誤解していたことがわかりましたね（＾＾；）
いやもう、三雲に対するすごい偏見？（爆笑）


しかしそんな誤解もなんのその。
今回は三雲の生活力に加えてワイルドかつサバイバル度の高さが露呈（爆）

「私がこの手でマットに沈めなきゃ気がすまないんだから！」

かっこよすぎです、三雲ちゃん。ってかオトコマエ。
八潮さん傷つけられてキレました。
でも高まったのは決して女子力の高さではなかったあたり・・・三雲それでいいのか？・・・ちょっと心配になりました。
いちおう女子力アピールもしてる・・・・・・んだよね？（笑）

いちおう、八潮の前だととっても女の子しててめちゃめちゃかわいいんだよ。
手触れただけで赤くなったり、髪の毛ふきふきしてみたり
「しゅん」とか「ちゅ」とかとか！
「今日はもっといろいろしてあげたいって・・・」

こんな言動の数々に八潮が少しはクラッときてればいいな。。なんていう願望はあるんですが
そんな気配を悟られるようなスキを見せたり・・・なんてことは八潮はきっとしないだろうなぁ。。
と、ちょっと達観気味に読んでます（＾＾；）
でもちょっとはほだされてるよね！？
雨もり直してくれたりとか・・・・・・期待したいんです！いいって言ってー！p（＞＜）q
ってか、ときたま見せるやさしさに、こっちがさらにヤられてるんだよ！
抱きとめてくれちゃったりとか、この男おいしすぎますよ。
なんかくやしい気もしますが、八潮さん格好良すぎです。


 


「・・・・・・なら来るか？　俺んとこ」

――――――はいー？なんておっしゃいましたか？八潮さん！？
いきなりの急展開です。
何が起こったのかと思いました。ハイ。
三雲じゃないけど、空耳ならぬ見間違いかと思ったし。夢？幻覚？！
それくらいは疑います。だって八潮だから（笑）
いつもつれないのに、やさしすぎます。
「・・・・・・」←ここんとこは気になるけれども。6個もあったし。多いよ（笑）
まぁ、それもためらいの証しだと思えばなんのその！
眉間のシワさえ愛しいよ～。



次回は八潮さんちにドキドキお宅訪問。
そのまま一緒に暮らすのか？
ちょ～楽しみですｖ



扉の八潮が素敵でした。
ミルクでさえあんなにカッコよく見えてしまうのはなぜ？
八潮は煙草とか酒とか、体に悪いこと全くしなさそうだ。
なのにあんなにガラ悪く見えるのは・・・眉間のシワのせい？（笑）





6月にコミックも出ますね。嬉っ！
オマケマンガとかあるといいなぁ。。




↓　出た！

八潮と三雲

LaLa  （2010年3月号）
LaLa DX  （2010年3月号）
「八潮と三雲」　（草川為）


ララとララデラ続けて掲載でしたね。


とりあえずララのほうから。。

八潮のわかりにく～い優しさがとってもツボです。
微笑もうとがんばったのに逃げられたりとか
希九のためにたい焼き買ってあげてたりだとか
思わずニヤニヤしちゃう笑い要素満載なのももちろん大好きですが
三雲に対しての行動とか態度がやさしすぎてもだえます。
いつも発してる言葉は本当にクールすぎて凍りそうなのに
「疲れてんだろ」とか「ごし」とか、さりげなさとそっけなさが半々くらいのこの感じ！
これに気づいちゃったら離れられないっていうか。
三雲が「大好き」って思っちゃうのがホントよく分かるよ。

そして八潮もほんのちょっとづつだけど、三雲に近づいてきた気がする。
まぁ、まだ近づいたら即逃げそうな立ち位置ですけどね。
実際、「・・・・・・なんだ」の三雲がかわいすぎて
八潮逃げてたから（笑）
三雲基本ストレートだし、なんだかなんだとけなげなので
そのうち八潮も逃げられなくなるんじゃないかな・・・なんて未来が希望ですが
まぁ、猫なので、慣れたと思ったらスルリと逃げてくれちゃいそうですけどね（＾＾）
で、やっぱり三雲が追いかけるんだ。



ところで、八潮さん足長すぎですよ（笑）


 



ララデラのほうはといえば。


「さっさと俺を呼べ」

八潮がこんなセリフを言ってくれるようになりました～～～！！！
しかもしかも

「三雲に手ェ出すな」

ーーーーっっ！！ｐ（＞＜）ｑ
三雲じゃないけど、言葉にならないくらいの悶絶セリフでした。
顔は恐いしつれないしそっけないし全然なびいてくれないあのヒトが！
ヒトデナシなキャンペーンをやらかしちゃうあのヒトが！（しかもとっても楽しそうなあたりがさらにヒトデナシ（笑）
このセリフですよ～！！

少しは気にかけてもらえてる？
なんて期待するでしょ！確実にするよね？
三雲まちがってないよ！
あのとき。確かめるときの三雲のドキドキ感と高揚感が
ホントうつった感じがして、こっちまで胸が高鳴った！





で。
「・・・・・・あ　そうですか」
落とされましたorz
当然といえば当然のごとくまだまだでした（＾＾；）

やっぱり八潮はそう簡単にはいかせてくれないねぇ。
でも近くはないけど、遠くもなくなったよね？
って思うくらいはゆるしてください（笑）



今回の八潮さん、さらにワイルドでかっこよすぎでした。
鋭い視線が粋すぎますよｖ


 

彼と彼女の不冬眠

LaLa Special（2010年LaLa2月号増刊）
「彼と彼女の不冬眠」　（草川為）


雪の降る音さえ聞こえそうな。
静寂。
ふたりきり。

「小さい声でもいいから言って・・・今なら聞こえる」

ぎゅっ。
って妙に胸が締め付けられるような。。
今だけ。
この間だけ。
そんな静けさと一途さが愛しすぎて。
必死な声が切なくて。


ここで聞こえないフリするトゥーリがステキすぎ。
聞きたかった言葉を、それでも何度でも聞きたい。
伝わる想いがかわいすぎ。


 


「あなたを愛してる」

トゥーリの率直さと真剣さと覚悟にやられる。
眠らせていた言葉が形になったとき
やっぱり目覚めるものがあるわけで。

「私も愛している」

そんなわかりきったこと。





「春が来たなら終わり」な恋が、「春まで一緒に」考えて
春からも一緒にいられるように・・・。

なんて前向きで。
なんて強い想いと力。
素敵すぎてドキドキした。


願わくばふたりの春があたたかいものでありますように。





↓　コレに入りました

八潮と三雲

LaLa  （2009年11月号）
「八潮と三雲」　（草川為）


ふたり（２匹？）ともワイルドですなｖ
ふたりそろってうそつきだしへそまがりだしバイオレンスだし？
特に八潮はひねくれすぎ（笑）
しかしあのそっけなさが妙にクセになるというか。。

「キュンとしました」

この三雲のキモチがよく分かる気がするのよ～！
そして八潮のツッコミももっともすぎ（笑）

「なんでだ」

いやもう、どこまでもズレまくった三雲がかわいいったらないね。
でも三雲はかわいいぶん、やることなすことすっげウソくさいんだよね・・・・・かわいそうに（笑）
せっかくの告白までがエライ対応されちゃってさ。
三雲が「好きです」と言ったあとの

「ああぁん？なんか言いやがったか？」

的な八潮のあの顔！！素敵すぎる～～！
三雲の告白がスッカリ無かったことに！（笑）
めげない三雲がスンバらしかったですｖ



こんなに色気のカケラもないふたりなのにみょうにドキドキするのは
八潮がクールな言動とはうらはらに
熱いものをうちにやどしているからなんだろうなぁ。

優しいっていうのとはちょっと違う気がするんだけど、
それでも大切に想うものが底に在って、
それが三雲から見える優しさにつながっているんじゃないかと。
思うんだけどね。。


ただ、八潮の大切なものにはまだまだ届かなさそうなので（八潮の中でもとことん奥深くに眠ってそうだよね）
三雲の道のりは遠いな、と思うワケです。


 


一色ボスも好きです。
このひとが命なくした理由も聞いてみたい気がする・・・。